おはようございます。訪問看護ステーション ベルです。
以前お話をさせていただいていました、「ベルさんのつぶやき」を本日より不定期ではありますが、今回のお題は「終末期」についてです。第1章から第4章にわけて掲載させていただきます。
「終末期にあたる方とその家族をサポートする訪問看護の役割」
自宅で終末期をむかえる方やその家族をサポートすることは重要です。食事、日々の過ごし方、対応方法など、様々な側面があります。このブログでは、訪問看護がどのように支援できるか詳しく解説します。
第1章:終末期の食事と栄養
終末期においてその人の病状や状況によって異なりますが、栄養摂取が困難になる事があります。終末期の段階では、その人の快適さや生活の質を最大限に保つことが重要です。いくつかのポイントをお伝えします。
1-1 嗜好性の重視
1-2 栄養密度の高い食事
1-3 水分補給
1-4 快適な食事環境の提供
1-5 痛みや不快感の管理
1-6 個々の状況に合わせたアプローチ
1-1 嗜好性の重視
嗜好性の重視:終末期の方はしばしば食欲が低下して、食事の味や、におい、見た目に敏感になります。そのため出来るだけ好みの食べ物や飲み物を提供することで、その人の心理的な側面も考慮できます。
1-2 栄養密度の高い食事
栄養密度の高い食事:少量でも栄養価の高い食品を摂取できるようにします。栄養補助食品の活用や、栄養ドリンク等有効です。
1-3水分摂取
水分摂取:脱水を防ぐために、水や清涼飲料水をこまめに摂取させることが重要です。飲水が進まないときは、好みの炭酸飲料水もおすすめです。本人が飲みたいと思うものを飲んでもらって構いません。
1-4快適な食事環境の提供
快適な食事環境の提供:食事を楽しめれるような環境を作ることが大切です。家族で食事を囲んだり、静かな環境で食事したりと、本人がリラックスして食事が出来るようにします。食べたい時に好きなものを食べることをお勧めします。
1-5痛みや不快感の管理
痛みや不快感の管理:痛みや不快感が食事を妨げる場合は、適切な緩和ケアが必要で医師や看護師と連携して痛みの管理や不快感の緩和に努めます。
1-6個々の状況に合わせたアプローチ
個々の状況に合わせたアプローチ:その人の健康状態や好み、文化的背景等考慮して最適な栄養ケアを提供します。
以上のポイントを考慮しながら、終末期の方が出来るだけ快適に食事を楽しめるようサポートすることが大切です